“ビバップからクール、ハードバップを経て、モードへの変遷、そのII モードから新主流派へ”のテーマで、マイルス・デービスの「So What」などを題材にし、「音列があって、方向がない」「コード進行がない分自由なメロディ作りやその発展を楽しむことができる」というモードの特色を軽妙なトークで解説。小井政都志さんはユーモアを交えベーシストとしての視点で、大坂昌彦さんはドラマーとして鋭く分析するとともに、ジャズ全体に対する豊富な知識を披露。
最後にモードとコードが、変幻自在に組み合わされた、ハービー・ハンコックの名曲“Dolphin Dance”をトリオで演奏し終了した。
ピアノトリオとしての演奏の質の高さに加え、聴衆を楽しませるトーク、「早く続きを聞きたい!」と思わせる、大変価値あるライブでした。 |